『5号機とは?名機ランキング&撤去の流れまで徹底解説』

スロット「5号機」とは、2004年に施行された新しい遊技機規則(風適法の改正)に基づいて設計・認定されたパチスロ機のことを指します。それまでの4号機から大きくルールが変わり、特に「射幸性の抑制」「出玉の制御」が強化されたのが特徴です。


🎰5号機の基本ルールと特徴

項目内容
導入開始2005年(初期機は2005年〜2006年に登場)
大当たり1G連や連チャン機能は原則ナシ(初期)
出玉制限1時間あたりの最大払い出し枚数:3000枚以下(=機械割119%前後)
リプレイ性能の拡大「RT(リプレイタイム)」や「ART(アシストリプレイタイム)」の導入が可能に
技術介入性4号機よりは大幅にダウン
爆裂性初期は抑えられていたが、徐々にART機で爆裂性能が復活(後期)

📈5号機の時代区分と流行った代表機種

▶ 初期(2005年〜2008年頃):苦しいスタート期

出玉性能が抑えられ、4号機の爆裂ATからの落差が激しく不評な時期

  • 新世紀エヴァンゲリオン(初代)
     → 初のヒット5号機。設定差が明確で技術介入も楽しめた。
  • ジャグラーシリーズ(アイムジャグラーEXなど)
     → 安定感重視のファンに支持され、現在も根強い人気。
  • リングにかけろ1(スパイキー)
     → ART機で「リンかけショック」を与えた革命機。

▶ 中期(2009年〜2013年頃):ART全盛期の到来

「ARTで出玉を増やす」スタイルが主流に。演出も華やかに。

  • バジリスク〜甲賀忍法帖〜(初代・2)
     → 演出×ARTの高完成度で人気爆発。
  • ミリオンゴッド〜神々の系譜〜(ユニバーサル)
     → G-ZONEやGOD揃いがトレンドに。
  • モンスターハンター(初代・月下雷鳴)
     → 狩猟×ARTのゲーム性が大ヒット。
  • 緑ドン・赤ドンシリーズ(エレコ)
     → 出玉性能と技術介入の両立機。
  • 北斗の拳 転生の章(2013年)
     →「あべし」カウンターなどの革新性。

▶ 後期(2014年〜2019年):スペック限界まで攻めた“完成期”

通称「5.5号機」「5.9号機」も含まれる

  • バジリスク絆(2014年)
     → 絆高確×BT(バジリスクタイム)が社会現象に。
     ※撤去される2020年まで大人気。
  • アナザーゴッドハーデス(2014年)
     → ジャッジメントによる破壊力で一世を風靡。「GOD」三兄弟の中でも爆発力は随一。
  • 魔法少女まどか☆マギカ(初代・2)
     → ストーリー×出玉の融合。アニメファン以外も虜に。
  • 沖ドキ!
     → 32G天国ループで一撃狙える。「天国移行」が中毒性MAX。
  • Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)
     → 白鯨攻略戦とAT「ゼロからっしゅ」の突破型が革新。

🧠5号機の終焉と影響

  • 2016年以降、規制強化により「5.5号機」「5.9号機」へと変化し、2400枚制限や有利区間が導入。
  • 2021年1月末で5号機完全撤去。
  • 5号機時代は「演出革命」「ART時代の幕開け」「アニメ・タイアップ機の爆発的人気」など、多くの文化を生んだ黄金期とも言われています。

📝まとめ:5号機とは一体なんだったのか?

5号機は「規制から始まり、創意工夫で爆裂を復活させた時代」。
4号機時代の”力技”から、「ゲーム性と演出の融合」へと進化したスロットの転換点。
そして、打ち手にとっては、「技術介入 → 演出と感情」へとパチスロの楽しみ方が変化した時代だったと言えるでしょう。

🎰5号機 各時代ごとの代表機種ランキング(主観&人気・設置数ベース)


🔵【初期】2005〜2008年:「4号機ロス」と「ジャグラー復権期」

ランク機種名特徴
🥇 1位アイムジャグラーEX(北電子)安定のノーマルタイプ。5号機の救世主。
🥈 2位新世紀エヴァンゲリオン(ビスティ)技術介入要素&版権パワー。設定看破が楽しい。
🥉 3位リングにかけろ(スパイキー)初期ARTの先駆け。セット数上乗せが話題。
4位スパイダーマン2(山佐)ARTを活かした演出構成が高評価。
5位マーベルヒーローズ(メーシー)純増約1.5枚ART、液晶演出の進化が見られた。

🔵【中期】2009〜2013年:「ART全盛とシステム革新の時代」

ランク機種名特徴
🥇 1位バジリスク〜甲賀忍法帖〜II(ミズホ)絆につながる名機。朧と天膳に夢中。
🥈 2位モンスターハンター 月下雷鳴(ロデオ)狩りの演出×爆発力。AT機の革命児。
🥉 3位北斗の拳 転生の章(サミー)あべし数と神拳勝舞で斬新すぎるゲーム性。
4位押忍!番長2(大都技研)頂RUSHと絶頂対決でホールに活気。
5位ミリオンゴッド 神々の系譜(ミズホ)5号機GODシリーズの原点的存在。GOD揃いで脳汁。

🔵【後期】2014〜2019年:「完成形と規制の狭間で燃え尽きる美学」

ランク機種名特徴
🥇 1位バジリスク絆(ユニバーサル)絆高確で大ヒット。撤去まで客が絶えず。
🥈 2位アナザーゴッドハーデス(ミズホ)犬・女・親父の破壊力に熱狂。
🥉 3位魔法少女まどか☆マギカ(初代)(メーシー)設定看破性×演出×泣きゲー。全てが詰まってた。
4位沖ドキ!(アクロス)一撃の夢、天国ループの中毒性。
5位Re:ゼロから始める異世界生活(大都技研)白鯨×AT突破型で5.9号機時代の光。

📉5号機の撤去までの流れと背景


✅1. 5号機の始まり(2004年法改正)

  • 風営法改正(2004年7月)→ 遊技機の規制強化
  • 最大獲得枚数・機械割の制限が厳格化
  • 1G連・爆裂ATは事実上封印

✅2. 中期からの緩和・ART・ATの発展

  • 「RT → ART → AT」へと出玉方式が進化
  • 純増枚数、セット継続、上乗せ、特化ゾーンの研究が進み、徐々に爆裂要素が復活

✅3. 規制強化ふたたび:5.5号機・5.9号機の誕生(2016〜2018)

バージョン内容
5.5号機(2016年4月〜)有利区間ランプ搭載/設定差で出玉管理を徹底
5.9号機(2017年〜)完走型ART中心/高設定の安定、低設定の地獄という傾向

✅4. 最終章:6号機導入と5号機撤去スケジュール

出来事
2018年6号機登場(「HEY!鏡」など)
2020年コロナ禍で設置期限延期(1年程度)
2021年1月31日5号機の検定・認定すべて終了 → ホール設置不可に(完全撤去)

😢ホールから消えた名機たち

  • バジ絆、ハーデス、まどマギ初代、モンハン月下、沖ドキ、凱旋…
    → 最後までホールを支えた英雄たちが、2020〜2021年にかけて次々と姿を消しました。

✨5号機が残したもの

  • 技術的進化(演出・演算・液晶)
  • ユーザーとの「感情の接点」
  • シリーズ機のブランド確立(絆、GOD、まどマギ)
  • 「勝ち負け」よりも「物語性」を重視する打ち方の浸透

コメント

タイトルとURLをコピーしました